山崎種二式 サヤ取りの考え方
山崎種二氏が「そろばん」の中でサヤ取りについて書いている部分があります。そこにはこう書いてあります。
---- 以下抜粋
事業でもうけた分を積み上げて。毎年年末には棚上げ貯金をした。
この資金は主としてサヤ取りに使った。
先物の当限を買って先限を売るというやり方だ。サヤ取りというとバカにする人もあった。でも、日歩10銭以上、時には30銭でもまわすことができた。
年に30%から100%のもうけである。
銀行から資金を借りても十分に引き合った。
これは大きい。危険の大きい相場を張るより、結果は確実なうえに、大きくもうけられる。私にしてみれば、なぜ皆が利用しないのか不思議だった。
---- 抜粋終了(一部文章加工)
山崎種二氏が、サヤ取りをどのように利用していたかがわかります。先物相場をやっていない方には、理解できない言葉もあると思いますが、調度「南アフリカランドのスワップ金利サヤ取り」に近い形のポジションのイメージでとらえてみてください。
スワップ金利 サヤ取り
「棚上げ貯金をサヤ取り運用にする」という表現から、銀行預金に近い
ような意識でサヤ取りを利用していたようです。彼にとってサヤ取りは
、余裕資金の手堅い運用法でした。
サヤ取りは、両建てという低リスクでありながら、その利回りは当時30~100%にもなったようです。
今のFXでは、そこまでは無理です。商品先物でも今の情勢ではこれだけの利回りは出せません。
当限と先限のサヤは、高金利時代に大きく開く傾向があります。現代の低金利ではちょっとキツイところがあるのです。ただ、たまに大きく開くことがあります。
そこを狙うのは今でも有効です。
この辺は、南アフリカランドの業者間スワップ金利が開くのを狙っていくのと同じ感覚です。地味ではありますが、ほぼ確実に利益を出せる取引というのは山崎種二氏のサヤ取りに近いものだという気がします。
現代でも、米を沢山作っている農家であればこれを利用することは不可能ではありません。米の現物をもちながら、米先物で売りポジションを作るというサヤ取りは現代でもできます。
私も実家が農家なので・・・・・出来ないことはないのですが・・・弟が家を継いでいて、説得が難しいので止めておきます。
それはさておき・・・
山崎種二氏の言葉の中で「サヤ取り」の特徴をよくとらえているのがこの文章です。
「私にしてみれば、なぜ皆が利用しないのか不思議だった。」
彼にとっては、サヤ取り運用は「元本保証はないけど安全性の高い銀行預金」のようなものだったようです。
銀行預金のようなサヤ取り運用
私自身、今年はFXで「銀行預金がわりのサヤ取り運用」に挑戦していくつもりでいます。今までは、FXで出した利益で運用しないものは銀行預金にしてきたのですが、今年は「スワップ金利サヤ取り」資金として年初からサヤ取りポジションで運用開始しています。
これに、1~2ヶ月に1回くらい、仕掛けのチャンスがある異通貨サヤ取り運用を加えます。
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この2種類のサヤ取りで資金がどれだけ増やせるか公開していきます。
サヤ取り全体で運用資金を減らさないという自信はあるのですが、どれだけ増やせるかはちょっとわかりません。気負ってしまわないように、静かにやっていきます。
山崎種二式 サヤ取りの考え方 まとめ
「私にしてみればなぜ皆が利用しないのか不思議だった。」・・・この言葉は大相場師の嘘偽りのない言葉としてとても興味深いものがあります。
私も学ばせていただくつもりです。