ヤマタネ 3種類のサヤ取り
今回は、「そろばん」の中で書かれているサヤ取りの種類について紹介します。
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サヤ取りといっても、比較的単純な当限、先限のサヤ取り、実米と清算市場の先物のサヤ取りから、さらには多角的な複雑なものもある。
例えば、綿花を買って綿糸・綿布を売る、小豆を買って砂糖を売る、米を買って新東株を売る、というような具合である。
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サヤ取りのやり方が大きく分けて3つほど紹介されています。
1当限ー先限のサヤ取り
2小豆ー砂糖のサヤ取り
3米ー新東株のサヤ取り
商品先物の知識がないと意味がわからない部分もあると思います。馴染みのあるFXやCFDなどで似たようなサヤ取りに置き換えるとこうなります。
1当限ー先限のサヤ取り ⇒ スワップ金利サヤ取り
南アフリカランド買い - 南アフリカランド売り のような同一通貨を両建てして変動リスクをとらずに済むサヤ取りです。サヤ取りの中でももっとも低リスクの運用法です。その代わり利益率もサヤ取りの中では低目となります。
2小豆ー砂糖のサヤ取り ⇒ 異通貨サヤ取り
英ポンド買いー豪ドル売りや南アフリカランド買いーインドルピー売りなど2つの通貨を使ったサヤ取りです。一見関係なさそうな組み合わせでも変動の周期などでサヤの変動が起こる組み合わせをみつけて行います。
去年の12月からくりっく365口座で始めています。タイアップで提供させて頂いている「為替サヤ取り教室」のようなタイプです。
3米ー新東株のサヤ取り ⇒ FXとCFDのサヤ取り
FX・株・先物・CFDなど、投資分野をまたいだサヤ取りです。2の応用形です。やり方は、2とほぼ同じですがFXとCFDという違う投資分野をまたぐ形になります。
去年、岡安商事で紹介していた「豪ドルー金のサヤ取り」のようなものです。
サヤ取りは、サヤの開閉を見ながら利益を出していく取引です。その見方も様々なものがあります。私のように、場帳やグラフを主にした単純なものからいろいろな関数を使ったものなどです。
どれがいいんというのは特にありません。それぞれに長所と短所があるからです。
ヤマタネ 3種類のサヤ取り まとめ
サヤ取りといってもいろんな種類があります。「そろばん」で書かれている3種類のサヤ取りについて解説させていただきました。