ポジポジ病はFXにおける麻薬

アスカさんが麻薬所持で逮捕した記事をみながら、麻薬の怖さを改めて感じています。怖いですねぇ。おそらく、麻薬をやっている人は誰もが一度は止めようと思うはずなのですが、やめられないんですねぇ。

最後には見も心もボロボロになってしまうとわかっていても止められないんです。

投資の世界でよくある「ポジポジ病」も麻薬のようなものだと私は思っています。

FXで勝つって実はそれほど難しいことではありません。勝っている人たちが必ず守っていることを確実に守ればいいからです。

FXは、きっちりとしたルールを作りじっくりとチャンスを待って冷静に売買をすれば大負けすることはほとんどありません。

でも、現実にこれを守るのはなかなか大変です。

まず、お金をFX業者に入金するとすぐにポジションを取りたくなります。

そして、ポジションを決済するとすぐに次のポジションを取りたくなる。

FXはほぼ24時間取引できるので、仕事中も仕事の後もちょっとヒマがあればスマホで値動きをみてしまう。そして、ちょっと動きがあると「チャンス」とか思ってポジポジしてしまう。

後で考えれば誰にでもわかることなんですけどね。

本当の意味で「チャンス」というものは、そんなに頻繁には訪れない。

でも、ポジポジ病になってしまうと、すぐにでもチャンスが訪れるような気がして、ついつい売買をしてしまいます。そして、ポジポジ病での売買を続けると成績も下降気味になります。当人にそれを指摘すると「わかっている。これが悪いのはわかっている。でも・・・でも、止められないんだ」というお決まりの答えが返ってきます。

こういうのは辛いですよね。ポジポジ病がひどくなると、夜中も売買をして睡眠不足気味になります。そして、それが重なると腰や首が痛くなり体調を崩し始めます。最近、こういうパターンで体を壊している人が増えている気がします。

FXやってお金を減らして体を壊す。

それでも、FXを止められないで同じパターンを繰り返す。

これって、踏んだりけったりですよね。幻覚をみたり人をきずつけたりはしないですが、仕事や家族関係などいろいろなとことに悪影響がでてきます。麻薬と違うのは、ポジポジ病になっても逮捕はされないというところくらいのような気がします。

でも、このポジポジ病に近いものは昔からあるんです。株式投資でも店頭の株価ボードに張り付いて大声を出して叫びながら売買をしているような人が昔からいました。彼らの多くは、損ばかりしているのですが、一日24時間株価のことばかり考えて生きています。

FXも株もポジポジ病気味になってしまってよいことは一つもありません。

その兆候がある方は十分にご注意くださいね。

ポジポジ病からの脱却

ポジポジ病にならないために、もっとも有効な方法があります。

それは、為替相場をみないことです。

こう書くと「そんなこと出来ない」とか「それじゃあFXで儲けられない」なんて反応が瞬時に沢山発生するのですが、そんなことはありません。

私は、日中基本的に為替値をみません。裁量トレードと自動売買でFX運用をやっているのですが、自動売買はみなくても大丈夫として裁量トレードでも日中為替値をみないでトレードを続けています。

裁量トレードでやっているのは、1日数分の場帖とグラフ記入だけです。

ちなみに、このやり方で株式投資でも商品先物でも利益を出してきてました。私はもともと商品先物が主力だったのですが、今のFX運用のやり方は商品先物でやっていた方法をFX用にアレンンジしたものなんです。

私のやり方は、どんなに忙しい方でも実践可能です。そしてポジポジ病になることもありません。家族も仕事も両立しながら資産を堅実に増やしていくには、これが一番良いのではないかと思っています。