セントラル短資の中国元円
今回記事のセントラル短資の中国元は、7月よりスワップ投資用ポジションを持ちながら状況を観察してきています。下記のブログで週1回くらい記事にしていますので、興味のある方はチェックされてみてください。
⇒FXチャート不要の投資術
セントラル短資の中国元円は、市場ではCNHJPYと呼ばれています。
これはオフショア市場の人民元であり、2010年7月に正式に中国人民銀行及び香港金融管理局に認可され、香港に作られた海外投資家向けの中国人民元市場です。
特徴は、資金決済が人民元でできるということです。このため、スワップ金利は日本との金利差を反映したものになります。ただ、この際の中国側の金利差は、中国本土のものよりは少なくなります。値動きは、中国本土と連想するとは限りません。
*以上の記事は、kakakuFX・FXCM・セントラル短資・くりっく365HPなどを参照しながらまとめたものです。
この辺の理解は、このくらいで良いかと思います。このCNHJPYが、前回のCNYJPYと大きく違うのはここです。
「買いポジションでプラススワップ金利が基本」
無論、プラススワップ金利を完全に保障するものではありません。豪ドルでも相場が異常な動きをするときはマイナススワップ金利になることもあるので、その辺はCNHJPYでも事情は同じです。
ただ、現状のように中国が日本よりも金利が高い状況であれば、CNHJPYの買いポジションでは、プラススワップ金利となりやすいということになります。
実際にポジションを持ってみて感じる部分がいくつかあります。
私の買いポジションで発生したスワップ金利
セントラル短資でCNHJPYの取扱いを開始した日からずっと買いポジションを保有しています。最初は1万元買いから始めて、8月初旬に100万元買いポジションを増やして現状150万元くらいの買いポジションがあります。
ここまでの発生スワップ金利はここで毎週記事にしてきました。
セントラル短資 スワップ金利推移
今のところ、毎日プラススワップ金利が発生しています。ただ、その発生金額は幅があります。ここ2ヶ月くらいで1万中国元のスワッツプ金利は最低3円~最高15円の間で動いてきています。
この変動幅は、70~90円の豪ドルや120~150円の南アフリカランドと比べても大きいですね。
ただ、買いポジションでスワップ金利支払いとなった日は一日もありません。
ここが、プラスになったりマイナスになったりするくりっく365のCNYJPYスワップ金利とは、大きな違いとなっています。
中国元円 セントラル短資 スプレッドは3銭と広目
逆に、スプレッドは3銭と広目です。くりっく365のCNYJPYは実質1銭くらいのことが多いのでちょっと差がある気がします。でも、この辺はこれから中国元円の取扱業者が増えてくれば競争で縮小するかもしれないと思っています。
ただ、中国元円の売買が広がるかどうかは微妙です。
今のところ、中国元円は値動きがとても穏やかだからです。
スプレッドが広目で値動きが穏やかだとデイトレ系のトレーダーは売買対象とはしないでしょう。
私のようなスワップ金利目的の投資家中心だとFX業者さんとしては、あまり旨みのある通貨とはいえません。
暫くはこのままかもしれませんね。
まあ、気楽に行きます。
スワップ金利サヤ取りについて
2つのFX業者を使い両建を使って為替変動リスクをほぼゼロにしながら利益を出していくのがスワップ金利サヤ取りです。ここでは、現在の期待利回り状況や運用上の注意事項などを通貨ペア別にまとめていきます。
この運用法の考え方はここが基本になります。
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