軍隊で学んだ「休み」の大切さ

前回書き漏れていたのですが、損きりのタイミングとして山崎種二氏はこう書いています。

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ただし、相場に外れた時は早く降りるのがコツである。いわゆる「離」である。

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基準はそれぞれの運用法で違ってきます。私のスワップ投資の場合には3つくらいの基準があります。

  • 売買判断と結果がちぐはぐな時
  • 手が合わないと感じる時
  • 場帳記入していて「まずい」と感じる時

私のスワップ投資は「亀千人投資術」を基本としています。

亀千人投資術
 
場帳・グラフ記入をしながら売買をしていくだけですが、その中で上記3つのような状況が出たときには「離」を検討することにしています。

肝心な「休み」のタイミング

彼は更にこう続けています。

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とりあえず休む

「休む」、この時が肝心である。熱くなっている頭を冷やすのである。

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相場に外れ、損きり決済した後はポジションをゼロにして少し休むべきだということです。

損した後に熱くなった頭でFXを続けると傷口がさらに大きくなる事が多いということを前にも書きました。大事に至らなければまだ良いのですが、致命的な大損に繋がることさえあります。

これを防ぐ良い方法の一つは「休み」です。

山崎種二氏は、「休み」の大切さを軍隊時代に学んだようです。昔は徴兵制というのがあって日本国民男子は強制的に軍隊に入らないといけなかったのです。

山崎種二氏が産まれた年に日清戦争があり、その後も日露戦争・第一次世界大戦・第二次世界大戦・朝鮮戦争と彼は戦争につぐ戦争の中を生き抜いてきたのです。

軍隊で学んだ「休み」の大切さ

その軍隊時代に学んだ「休み」の大切さについてこう語っています。

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実を言えば、このコツは軍隊時代に得たものである。行軍する時、休みもなしに強行軍すれば兵はバタバタ倒れる。

たとえ、5分、10分といえども小休止をとりさえすれば、そんなことはおこらない。

「買う」「売る」「休む」である。

アメリカのウォール街でも同じことが格言として言われているという。

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この「休み」の大切さは運用法を問いません。

例えば、自動売買でも「休み」は大切です。

まとめ

「休み」は軽視されがちなのですが、成功のために重要な要素のひとつです。これに気づき、「休み」の入れ方を覚えることで資産を増やし続けることが出来るようにもなります。