南アフリカランドで期待できる利回り
8月14日時点での南アフリカランドスワップ金利比較
上記表から利益が大きく期待できそうな組合せは以下のような感じになります。
- 買いポジション用口座 大証FX +136円
- 売りポジション用口座 FXプライム -80円
- 両方の差:136-80=56円
このスワップ金利水準が続いた場合に期待できる利益率を計算してみます。
*年間期待利益
56×365日=20,440円
*証拠金20万円に対する期待利益率
20,440÷20万円=10.22%
*待機資金15万円を含んだ35万円での期待利益率
20,440円÷35万円=5.84%
前回南アフリカランド両建 資金管理ルールで書いたのですが、南アフリカランドでの両建運用では待機資金がかなり活躍することになります。それを考慮すると、期待利益率の計算でも待機資金を入れるほうが南アフリカランドでは望ましいかもしれません。
それでも、5.84%くらいの利益率は期待できるくらいのスワップ金利差がでています。為替リスクほぼゼロということを考慮すれば合格点かもしれませんね。
ただ、この中には「スプレッド分」が入っていません。スプレッドコトスがどれくらいになるかも把握しておきましょう。
スプレッドコスト
両建をする際にできるスプレッドは、為替変動状況などで毎回違ってきます。そのため、上記の計算式では一旦外させていただきました。
普通にポジションが作れたとしてスプレッドがFXプライム3銭・大証FX1~2銭、合計4~5銭あります。ランドの1銭は、スワップ金利1000円に相当するので、5銭であれば5000円相当です。
この運用を始める際には、2ヶ月くらいはスプレッドを埋める時期と思ってやるようにしましょう。このスプレッドコストは、何度か売買をしてみて、「工夫していくことである程度縮小していくことも出来る」と感じています。
スプレッド差は、慣れてくれば注文時に少し小さく出来るようにもなります。私が使っているミニテクニックはここで紹介しています。
私の南亜アフリカランド両建を始める基準
私は、これまでの南アフリカランド両建はFXプライムに口座が作れないということもあり、DMM.COM証券と大証FXでやっています。私がこの組合せで両建を作るかどうかの検討目安は、両社の差が50円以上となったときです。DMMと大証FXの組みあわせでのスワップ金利差は現状20~40円くらいが続いています。
DMMと大証FXペアは、まだ早そうな気がしています。
この組合せでも、過去にはかなりの金利差がでています。200~300円くらいになることもあるのです。去年の年末から今年の年初までは本当においしい状況だったのです。
当時のブログ記事
この時は本当においしい思いが出来ました。
為替リスクほぼゼロなのに20%近い利益が期待できる状況でした。当時のメルマガ・ブログ読者でもおいしい思いが出来た方は多かったようです。
いずれ似たような状況が起きる可能性は勿論あります。
その時は、このメルマガでお知らせできるはずです。
まあ、気楽にやっていきましょう。
スワップ金利サヤ取りは、この2つの通貨ペア以外にも探せばあると思います。ここでは、私が実際に売買している組合せを紹介しているだけにすぎません。
実は、もう1つ注目している組合せがあるのです。
ということで、次回へ続きます。
スワップ金利サヤ取りについて
2つのFX業者を使い両建を使って為替変動リスクをほぼゼロにしながら利益を出していくのがスワップ金利サヤ取りです。ここでは、現在の期待利回り状況や運用上の注意事項などを通貨ペア別にまとめていきます。
この運用法の考え方はここが基本になります。
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