南アフリカランド スワップ金利サヤ取り 資金管理ルール

南アフリカランドのスワップ金利サヤ取りをやる時の資金配分ルールには変更はありません。

資金管理ルール

  • 買いポジション用資金 10万円
  • 売りポジション用資金 10万円
  • 待機資金       15万円

10万ランド辺りの資金配分です。1万豪ドルとの違いは2点です。

  • 買い・売りの資金は少なめの10万円
  • 待機資金は5万円多く15万円

もともと南アフリカランドの両建は、豪ドルのやり方をそのまま移行させたものです。ただ、やってみると不都合な部分がでてきたので、豪ドルとは少しづつ違った形になってきています。

今のところ、この配分でやって失敗したことは一度もありません。

とはいえ、3回くらいしかやっていないですけどね。

南アフリカランドは、スプレッドを埋めるのに時間がかかるというのがその理由です。

1度両建ポジションを作れば2~3ヶ月くらいは決済しないで保有することが多いのです。スワップ金利の差が魅力的になった時だけポジションを作っていますので年に1~2回くらいしか売買はしていません。

両建になったままなので為替リスクはほぼゼロのまま利益を増やしていくようなイメージになります。

ランド両建 「待機資金」は大事

南アフリカランドで特に感じるのは「待機資金の重要性」です。実は、豪ドルではこの待機資金を動かすことは今まではほとんどありませんでした。

豪ドル両建では、万が一のときの安全装置的な役割だったのです。でも、南アフリカランドではほぼ確実に動かします。

待機資金なしで南アフリカランド両建をやろう・・・という方がたまにいますが、それは止めたほうが良いです。もしも、待機資金なしでやるのであれば、売り・買いともにもっと大きな証拠金を準備してやるようにする必要があると思います。

南アフリカランドは、動き出すと一方向に1ヶ月くらいで1~2円くらい動いてしまう傾向があります。何もしてないと証拠金として入れた10万円だけでは、片方のポジションが簡単にロスカットされてしまいます。

片方のポジションが消えてしまえば、もはや両建ゆえの為替リスクゼロの安心はなくなってしまいます。その状況に陥るのはなんとしても防ぐ必要があります。

南アフリカランド両建 0.5円の余裕

南アフリカランド両建をする際の資金的余裕として意識していることがあります。

「最低0.5円の余裕を維持する」

南アフリカランドは値動きが荒い時期があります。一晩たつと「え?どうなったの?」といいたくなるくらい大きく値が動いていたりした経験も何度もあります。為替値が9円台と低いせいか、0.3円の値動きが通常の通貨の3円くらいの衝撃があります。

私は、売りポジションも買いポジションも常にロスカットまで最低0.5円の余裕を持たせるようにしています。

10万円で両建ポジションを作ると、4万円くらいはポジションの必要証拠金となるので余裕は0.6円です。

どちらかに動き出せば、すぐにでも待機資金を入れて0.5円の余裕を確保するようなイメージです。口座入出金も比較的よく行うので入出金手数料が無料であることも大事かもしれません。

私は、住信SBIネット銀行を中心に使うので、両建を行う際は銀行との相性もチェックしておきます。住信SBIネット銀行はほとんどのFX業者でクイック入出金手数料無料なのですが、たまに対象外だったりします。

メガバンクの系列証券会社などにその傾向があります。

スワップ金利サヤ取りについて

2つのFX業者を使い両建を使って為替変動リスクをほぼゼロにしながら利益を出していくのがスワップ金利サヤ取りです。ここでは、現在の期待利回り状況や運用上の注意事項などを通貨ペア別にまとめていきます。

この運用法の考え方はここが基本になります。

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