セミプロ以上の勝ち方
私のようなレベルでも、FXで生活費を賄うくらいの利益は出せます。プロというと自分でもしっくりとこないのですが、セミプロと呼ばれる程度の技術が持っているのではないかと思っています。
コンテストに出るのも好きです。入賞して賞金を頂いたことも何度かあります。最近は、MT4のEAを作りながら、自動売買のデモコンテストに参加したりしています。
今私が相場運用でやっていることを書いておきますね。
- 裁量トレード:毎日5~10分程度で場帖・グラフを描く
- 自動売買:自動売買口座の状況確認とEA作り
裁量トレードやっているのに自動売買のEA作りなんてよくできますね・・なんて質問を頂いたりするのですが、全く問題ないのです。
元々、裁量トレードでやっていることは5~10分程度で終わるからです。この5~10分というのも、いくつのかの運用法をやっているのでこれくらいかかってしまうだけです。本職のサヤすべり取りだけであれば、1分で十分なのです。
- 場帖という帳簿に豪ドル値を書く。
- グラフに豪ドルの線を書き加える(1日2mm)
これだけだと時間が余ってしまいます。そして、私のようなちっぽけな人間はヒマになるとロクなことがありません。小人閑居の諺のごとく、余計な売買をして利益を減らしたりしてしまうのです。
そうならないためには、相場を考える余裕がないくらいに打ち込めるものがあると理想的です。今の私には、自動売買のEA開発がそれになります。
あと健康管理にはすごく気を使います。基本的に早寝早起きを励行していて、就寝時間は9時です。
明日は、雇用統計の日ですよね。
私は、発表の時間には寝ております。起きていたことはほとんどありません。たとえ、起きていても売買はしないのでおきている必要がないのです。
だからはっきりといえます。
雇用統計とか、重要指標なんて基本的に無視していて大丈夫です。
多分、FXで稼ぐ上では関係ないです。少なくとも、私達の運用法ではそうなのです。
大利小損が基本
私達の売買は、損きりは小さく利益は大きくという大利小損パターンが多いです。こう書くと小損に注意がいく方が多いのですが、小さく損きりできるというの実はそれほど難しくはないのです。
難しいのが大利なんです。大きく利益を膨らませるというのが難しいんですよね。
大きく利益を膨らませる能力は、運用技術を磨く過程で身につけていく主要技術のひとつだという気がします。
私達と同じようにFX運用を始めた人達のパターンは大体似ています。
1、始める前は損が先行気味で悩んでいる。
2、始めてから数ヶ月、損が少なくなった。
3、収支トントン
4、利益が増え始める
5、利益が更に増える
こんな段階で成長していきます。私もそうでした。利益が出る前に損が小さくなって収支トントンのような状況になる。ここが安定してから、利益が増えていくような感じです。
これには「恐怖の克服」が大きな役割を果たします。
大勝するには、我慢が必要です。ちょっと利益が乗ってきてすぐ決済しているうちは大勝なんていつまでたってもできるはずがありません。「ここから値が大きく伸びる」という自信を持って我慢をする。
そこには恐怖の克服という課題もあります。
そう、利益を伸ばすのは一種の恐怖なんです。いつ利益が吹き飛ぶかわからないという恐怖を克服していくことがFXで大きく勝っていくたためにはとても重要なんです。
利益を伸ばすために
FXだけに限らず株や商品先物でも大きく利益を出せるようになった人は定期的に、大きく利益を出し続けます。その売買にはいくつかの特徴があります。
- 売買ルールは単純である。
- 利益は大きく損は小さくを実行している。
- 損切りラインを意識しながら大きなポジションも取る。
セミプロの投資スタイルは、見方を変えればこう言い換えてもよいかもしれません。
「恐怖を受け入れて計算した上で自由を謳歌する」
儲け続ける投資家は、ほとんどの人が「恐怖をどう克服するか」を売買のルールの中に組み込む工夫をしています。恐怖心を克服しなければ、投資で勝つことは出来ないのを意識・無意識の状態で理解しているからです。
恐怖心の克服=恐怖を計算しておく・ルールで縛り克服する。恐怖心の克服にもその投資法や投資家により様々なものがあります。例えば、「あなたも株のプロになれる」の立花義正氏などはこうです。
- 迷ったら翌朝成行きで手仕舞いせよ。
- 300円逆行 翌日成行き手仕舞い
- 最高枚数は20枚
- 「ここは絶対」と思った時は絶対やるな
これは上記の本の168ページのルールの一部です。小豆をやっていた頃のルールですので「20枚」とか聞きなれない言葉もありますが、意味はご理解頂けるでしょう。熟練者達は、こういった形で「恐怖心を受け入れて克服」していきます。これらをきっちりと守ることで利益も大きく増えていきます。
儲かっている人ほど難しいことはしていないんですよね。
みんな、基本事項だけは抑えて単純なルールでやっています。