南アフリカランド スワップ金利サヤ取り

質問の多い「南アフリカランドスワップ金利サヤ取り」についての補足をミニ連載としてやらせていただきます。

このやり方は、「為替変動リスクほぼゼロで利益が出せる運用法」としても人気があります。ただ、誤解されている部分も多いと感じるのでその注意点などをまとめさせて頂きます。

1月よりメルマガで公開口座として運用開始しています。最初の決済を先日しています。

スワップ金利サヤ取り 今年最初の決済
 
南アフリカランドの変動がちょっと激しかったので、一旦整理のために決済しています。その後に、すぐポジションを作成して現在ポジション継続中です。

1回目の決済を終えたところで新たにわかった事と安全にやっていくための注意点をまとめさせて頂きます。利回りが少し下がってきたので、考え方を整理してみましょう。

利回りが高いと焦ってしまう方がいますので今なら気持ちも焦らずにじっくりと検討できると思います。

では、始めます。

南アフリカランド スワップ金利サヤ取りとは

この運用法は、私の中では「低リスク運用法」的な位置づけです。円高時にポジションを作る予定で銀行に預けたままにしてある「スワップ投資待機資金」をこの運用にまわしています。

為替変動リスクがほぼゼロの運用法ですので、慣れてくればかなり安定した運用が出来るはずです。両建てとなるので激しい為替変動でもルールさえきっちり守っていれば元金を大きく減らすようなことはまずありません。

為替リスクほぼゼロ 只今の期待利益率

この運用法で期待できる利益率は、昨年末から年利10%を超える高水準が続いていました。最新のスワップ金利情報は以下ページで掲載しています。

スワップ金利 サヤ取り
南アフリカランド スワップ金利比較
 
上記のデータ3月23日段階で買い大証FXー売りFXプライムで南アフリカランドの両建てでスワップ金利サヤ取りをした場合のスワップ金利はこうなっています。

  • 大証FX:買いスワップ金利:156円・・・・・3月23日現在
  • Fxプライム:売りスワップ金利:ー110円・・・3月23日現在

単位10万通貨で期待できる利益率を計算してみましょう。

スワップ金利差による利益率計算
1日分 156-110=46円
年間 46×365日=16,790円

証拠金としてそれぞれの業者に10万円ずつ入金した場合の期待できる利益率はこうなります。

16,790円÷20万円=8.4%

両建てなので、例えば南アフリカランドが下げても売りポジション利益=買いポジション損失となるため、このポジションが維持される限り全体で為替差損が増えたりはしません。

それで年利8.4%が確保できることになります。

*注意:ここではスプレッド差は計算に入れていません。使う業者のスプレッドや注文時の約定値で利回りは違ってきます。この辺の注意事項と対策は後ほど説明させて頂きます。

とはいえ、後で述べるリスク部分を考慮すれば、できれば50円以上を目安にするほうが良いと感じています。

実は、3月22日段階までは50円を超えていました。なので、週明けには50円を超えてくる可能性もあります。ただ、このまま縮小するようであれば新規のポジション作成はちょっと検討が必要だろうと思います。

待機資金を入れた利回り計算

大きく値が動いたときのために、この20万円のほかに約15万円を私は銀行に待機資金として用意してあります。

先週くらいまでのように南アランドがガンガンあがるような時は、売りポジションの証拠金を増やしておかないとロスカットされる可能性があります。

買いポジションには売りポジションと同等の含み益が出ているのでポジション全体としては問題ないのですが、ロスカットされてしまうと片方だけのポジションとなるため、為替リスクゼロのバランスが崩れてしまいます。

それを防ぐために、この待機資金を売りポジションFX業者口座に入金させて余裕をもたせています。

この待機資金部分を考慮すると期待利益率はこうなります。

16,790円÷35万円=4,80%

これでも十分だと私は感じています。いつまでこの状況が続いてくれるかはわからないのですが、いまくらいの環境であればポジションはこのままにしておくつもりです。

この運用にとって有利なニュースも出てきています。

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