失敗したときがチャンス

失敗とは嫌なものです。当然のことですが、失敗するためにFXをやる人はいません。実はこの失敗は将来の大成功のためにとても重要なステップでもあります。その証拠は先輩トレーダーである、大相場師に求めることができます。

相場で大成功した相場師で大失敗したことがない人はまずいないのです。

どの方も、途中の段階では必ずといって良いほど大損や大失敗を経験しています。もう一つ面白いことは、大失敗までの過程は私達一般投資家とほとんど同じなのです。

  • 一日中投資について考えている。
  • 儲かる情報があればすぐに食いつく
  • 損きりができない。
  • 一生懸命勉強して大損する。
  • 全力で全資金をつぎ込んで運用する。

一生懸命頑張って損を重ねて失敗するのは大相場師も私達一般投資家も同じです。

では、何が違うのでしょうね。

違うのはこの一点です。

失敗の後

失敗は成功の元といいますが、それは相場の世界では言葉どおりに機能します。失敗の後にどれだけ変われるかが大成功する投資家と失敗し続ける投資家との分かれ目になります。

  • 大失敗するまでは同じ
  • 失敗の後が分かれ目

この2点はとても重要です。

失敗の原因がわからない。

FX失敗
まずは、自分がFXでうまかうできなかった原因をしっかりと突き詰めていかねばなりません。これは、言葉で書くと簡単なのですが、現実には本当に大変です。

だって失敗の原因がわからない。

こう感じた方いませんでしょうか?

実は、昔の私は本当にそう思っていました。株式投資でうまくいかなかったとき、その原因が分からずにずっと苦しんでいたのです。図書館に通って罫線やチャートの勉強をしたり、難しい本を買って経済の基本理論を学んだりして一生懸命勉強しても、買った株は上がりませんでした。

FXでも同じですよね。

「おかしい、この通貨は下がるはずがないのになぜ下がるんだ?」
「雇用統計の結果がよければ米ドル上がるはずなのに、なんで下げるんだよ!」

とか

「売ってみたら上がっているじゃないか?なんでだよ、このチャートでは下がるはずじゃないか!」

なんてことの連続という方も多いだろうと思います。誰もが、その苦しみを味わいます。私も苦しみ続けた一人でした。

今思えば、ここで苦しみ抜く経験はとても重要でした。

ここで苦しみぬいたことで、株でもFXでも商品相場でも利益を出していけるきっかけを掴んだからです。多くの成功者達も、大失敗をきっかけに苦しみぬいて大成功の道をみつけています。

大失敗したときがチャンス

これ忘れないで下さい。その時こそ、何が悪かったかの原因をとことん突き詰めて考え抜いてください。そして、本当に利益を出していくための運用法をみつけていきましょう。

では、頑張りましょう!

でも、ここで終わるわけにはいきませんね。せっかくこのブログに訪問頂いた皆様のために、成功のためのヒントをここから書かせていただきます。まず、失敗原因とはならない事項です。

失敗原因とはならない事項

失敗原因を考えていって、たどりついた結論と行動して違うことを3つ書いておきますね。その3つとはこれです。

  • 情報を読み違えた→もっとしっかり情報分析しよう
  • 信じる評論家・ブログを間違えた→違うブログ探そう
  • 選んだ商材が悪かった→違う商材探そう

この3つの結論が出たら、考え直してください。もしかすると原因としては正しいのかもしれませんが、この原因と行動の結論がでてくるようではこれからも成功することはできません。

この3つには共通することが一つあります。失敗原因を「他人任せ」にしているということです。そして、次の行動も「他人任せ」を続けています。

第三者的にこのパターンを判断すると一番の失敗原因は「他人任せ」です。そして、成功の一歩は他人任せを止めることです。基本的にFXで儲けている人は少数派です。投資商品を商売とするやり方はネットが無かった時代からあるのですが、「短期で儲かる」とか「有料の売買シグナル」などで資産を築いたという話は昔から実現しないのです。

失敗原因を突き詰めて上記結論がでた場合は、まずは他人任せの現状の運用体制を見直すことから始めましょう。だからといって、全部ゼロから独学でやっても更に険しい道がまっています。

次の道を模索していくためにやって欲しいのは、「失敗の見える化」です。

失敗の原因の見える化

見える化というのは、ビジネスの世界でよく使われています。

ウィキペディアではこう書かれています。

作業についての情報を組織内で共有させることにより、現場の問題などの早期発見・効率化・改善に役立てることを目的とする。業種などにより適用方法は異なるが、一般的には問題・課題の認識に利用される。図・表・グラフにして可視化する場合もあれば、音・光による体感認識を用いた可視化もある。

ようは、失敗したときにその原因がわかりやすくするということです。失敗の原因がすぐにわかるようになれば、その対処法もだしやすくなります。

そのためには、成功のための道をみつけることが大切です。このやり方でやっていけば成功できるという道を歩いていれば、失敗して一時的に横道にそれてしまっても、道に戻ればいいだけなので修正が短期で済みます。

そして、歩き続ければ着実に成功に近づいていけます。

成功する道=運用法とも置き換えられます。FXで成功するためには、正しい運用法でやっているかどうかがとても大切です。正しい運用法を実践しているからこそ、失敗は成功の元にもなります。

失敗したときは、今までみえなかったものがよく見えるときでもあります。真実を見極めるチャンスの時期です。その時に、正しい運用法を見つけられればその後の復活が可能になります。

でも、できれば失敗する前に正しい運用法を見つけてみたいものです。

私もそうでしたが、これがなかなか難しいんですよね。目先で儲かるものにどうしても飛びついてしまいますからねぇ。今は失敗の原因がすぐに分かります。私は、どうも横道にそれたがる悪いクセがあります。でも、その度に天罰のごとく失敗をするせいか、ここ10年くらいは大怪我をせずに歩けるようになりました。

そして、失敗を続けながらも資産は増え続けています。正しい運用法には、「この道を歩いていれば大丈夫」という安心感があります。個人の資産運用は長期間になるのが普通ですので、安心感を持ってストレス少なくやっていくのが資産運用の理想だと思っています。